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<<   作成日時 : 2008/11/22 19:48   >>

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 今年の5月頃にPC向けの地デジチューナーが解禁(B-CASカードがPC向けアフターパーツにも添付できるようになった)されました。これまではアイオーデータのGV-MVP/GXWというアナログTVキャプチャカードをサブPCに搭載してアナログ放送を見ていたのですが、そろそろうちも地デジにしたいなと思っていたところです。PCに地デジチューナーカードを導入するに当たっての問題点は二つ。一つはそもそも我が家にUHFが来ていなかったこと、二つ目はHDCP対応のディスプレイがなかったこと。

 が、一つ目の問題は色々あってこの夏に解決しました。残るはHDCP対応のディスプレイ。これは先日のエントリーに書いたとおり、ワイド液晶ディスプレイを追加することで解決。これで環境は揃ったのであとは地デジチューナーカードを買ってくるだけです。PC用の地デジチューナーは拡張スロットに挿すものから、USB接続のものまで色々ありますが、購入したのはBUFFALOのDT-H50PCIEという製品です。これはPCI Express x1スロット対応のカードです。ほとんど同じ仕様同じ値段でPCI版もあったのですが、何となく物珍しさにPCI Express版にしてしまいました。マザーボードのスロット位置が悪くて挿すのにちょっと苦労しましたが(A^^;

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BUFFALOの地デジチューナーカード、DT-H50/PCIE。

 ちなみに、PCで地デジを見るには他にも色々とクリアすべき条件があります。それなりに強力なCPU(DT-H50/PCIEの場合、AMDの場合Sempron 3200+以上が推奨)、またCOPPドライバとHDCP出力対応のグラフィックチップ、あとはメモリーも1GB以上、ハードディスクにも出来る限り広大な空き容量が必要です。OSはWindows XP SP3かまたはWindows Vistaに対応していますが、いずれも32bitのみで64bit OSでは使用できません。概ねVista世代のPCなら問題ありません。気にすべきはディスプレイのHDCPだけです。XP世代のPCの場合はCPUやグラフィックチップ含めて確認が必要と思います。

 私のTV視聴・録画用PCの環境は、CPUはAthlon64 5000+(2.6GHz Dualコア)、マザーボードはGIGABYTEのGA-MA78GM-S2H、グラフィックチップはオンボードのAMD780チップセット内蔵のRadeon HD3200です。ドライバーは最新のGatalyst 8.11を使用。メモリーは4GB搭載し(OSから見えているのは約3.2GB)、ハードディスクは録画領域用に500GBのHDDをまるまる割り当てておきました。で、ディスプレイは先日買ったMITSUBISHIのRDT204WMにDVI-Dで接続。これで地デジチューナーカードを使用するための条件は全てクリアしています。

 インストールはほぼ問題なく完了しました。が、ソフトウェアの出来がいまいちなのか、ドライバーVer.1.10ではチャンネルスキャンが上手くできず取りこぼすチャンネルが多数。同梱されていたCD収録のVer.1.00では問題ありません。いずれにしろVer.1.00をインストールしなくてはならないのですが、アップデート前にチャンネルスキャン等すべて設定を終えてからVer.1.10にアップデートする、という作業が必要です。なお、現時点では最新のVer1.50βというドライバがリリースされていますが、これはチャンネルスキャンの問題は解決しているようです。

 もう一つ苦労した点があります。この製品ではWEBで提供されているiEPGで録画予約に対応しているのですが、番組表サイトでは初期状態がアナログ放送用のiEPGになっており。そのままでは録画予約が上手くできません。番組表サイトでデジタル放送用のiEPGに設定し直してやる必要があります。単純で当たり前のことですが、これに気づくまでにちょっと時間がかかりました。

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テレビ視聴画面はこんな感じ。録画再生も同じI/Fです。全画面表示ももちろん出来ます。

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BMLブラウザも搭載しておりデータ放送もOK。TVと比べものにならないくらいレスポンス良好。

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iEPG以外に電波に乗ってやってくる番組表にも対応。もちろんここから録画予約もできます。

 地デジTV視聴のソフトを立ち上げると、Vistaの場合Aeroが自動的にOFFになります。これは地デジチューナーカードがグラフィックチップに直接データを受け渡し(ここでCOPPが使われるらしい)、オーバーレイプレーンにビデオを描画するためです。コピー防止対策の一環なのでしょう。動画も含めデスクトップの描画オブジェクトは全てDirect Xで管理するVistaのAeroモードでは原理的にビデオオーバーレイはサポートできません。そのせいか、テレビ視聴ソフトを起動した状態ではデスクトップのキャプチャが出来ませんでした。なので、上の写真は画面を直接カメラで撮影しました。

 また、録画ファイルは暗号化されており、ファイル単位での編集もコピーも移動も一切出来ません。さらに録画ファイルは録画したPCでしか再生することが出来ず、例えば後日マザーボードを更新してしまうと、過去に録画したファイルは見ることも出来なくなるそうです。保存して繰り返し見たいファイルは、DVDかBlu-rayに書き出しておく必要があります。もちろんそれにはCPRM対応のドライブとディスクが必要で、再生する場合もCPRM対応のプレーヤーが必要です。もちろんダビング10に対応しています。なお、実際にはディスクへの書き出しはまだ試していません。Blu-rayのドライブなんて持ってないですし。その辺は保存しておきたい番組に出会ったときにまた考えたいと思います。

 DT-H50/PCIEにはH/Wトランスコーダ-が搭載されており、解像度を落として視聴、録画することもできます。PCの処理能力が低かったり、ハードディスクの容量が足りなかったりする場合は便利な機能です。が、私の環境では最高画質モード(DPモード)のままでもライブ試聴、録画ファイル視聴時のCPU使用率はおよそ10%前後です。なのでトランスコードは全く使用していません。

 TV視聴ソフトの起動は10秒くらいかかります。チャンネル変更は2秒くらい。アナログTVほどのレスポンスはありませんが、まぁ許容範囲内。一方でデータ放送やEPGの表示は非常に速くて、民生TVでは考えられないレスポンスです。この辺はさすがPCです。でも、PCだからこそデータ放送は使わないのですが。ブラウザの方が情報量多くて便利ですからね。
 私の場合、TVの主な用途は"ながら"視聴と、「見たら消す」のタイムシフト録画です。なので、厳しいコピー制限の不便さは今のところ気になりません。以前使っていたアナログTVキャプチャカードよりも、とりあえず動作も安定しているようです。

 ということで、ディスプレイとTVカードの追加だけで我が家も地デジ化が出来ました。PC全体のコストを考えるとどうなるかわかりませんが、TVとレコーダ買うよりは安いものです。もちろん画質とか音質とか大画面の迫力とか、そういう部分は抜きにしてという条件が付きますが。

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